©YJP(撮影 クルー山田)
「街全体をステージに」という発想でスタートして、今年で15回目を迎えた日本最大級のジャズ・フェスティヴァル「横濱 JAZZ
PROMENADE 2007」(主催:横濱JAZZ PROMENADE 実行委員会、共催:横浜市開港150周年創造都市事業本部)が、無事終了致しました。
今年も晴天に恵まれ、10月7日(土)・8日(日)の2日間をコアとして開催しました。内外で活躍するジャズ・ミュージシャンから学生や市民のアマチュア・ジャズ愛好家まで世代を超えたミュージシャンが、多彩なライブを繰り広げました。、全国各地からご来場の音楽ファンの皆様や、市内に観光に訪れて街角ライブに触れた肩まで、横浜の街中に溢れ出る「ジャズ」を堪能していただきました。
©YJP(撮影 クルー山田)
そして、一般公募の市民の方々、約200名と共に市内の地域ジャズ・フェスティヴァルのスタッフを併せ300名を超えるボランティアスタッフが、「横濱JAZZクルー」として活躍するなど、今回も市民・企業・行政が一体となり「横濱JAZZ PROMENADE2007」を、作り上げ、大成功させることができたことを、何よりも感謝しております。
©YJP(撮影 クルー長澤)
©YJP(撮影 クルー長澤)
©YJP(撮影 クルー姫崎)
©YJP(撮影 クルー姫崎)
今年も「横濱ならでは」のステージが目白押し。まず、2006年に開催をして話題となった「J.A.T.P.」を2日間に亘って開催。「Saturday
J.A.T.P」と銘打たれた初日は関内ホールが舞台。向井滋春(tb)、板橋文夫(p)を中心に金井英人(b)、竹内直(ts)、高橋知己(as)ら、世代を超えた実力派16名がそろい踏み。日曜日は会場を横浜みなとみらいホールに移して「Sunday
J.A.T.P」を開催。秋吉敏子(p)と中村誠一(ts)を中心に、市原ひかり(tp)、片岡雄三(tb)、ディナ・ハンチャード(vo)ら、総勢13名による豪華なステージを展開。殊に、秋吉敏子と9歳の天才ドラマー・鬼束大我(ds)の共演は大きな話題となりました。
大さん橋ホールでは「BLUES NIGHT SPECIAL」と題した、ブルース・セッションが実現。エディ藩、中村裕介ROXVOX、鬼ころしといった今までのジャズプロにはない豪華な顔ぶれが集結。ジャズ・オルガンの第一人者であるKANKAWAと共に、ブルースの新たな魅力と可能性に挑みました。
今年の「4レディース」は圧巻。TATSUMI、ギラ・ジルカ、大野えり、マリア・エヴァという実力派ヴォーカリストが登場し、満席の会場を個性溢れる歌声が包み込みました。
海外からの出演者も多彩。横浜赤レンガ倉庫1号館のステージに一同に会しました。上海から来たPossicobilitiesは本邦初となる中国語でジャズを歌っい話題を呼びました。スウェーデンからマティアス・スベンソン(b)が2年連続の出演。2005年のコンペティションにドイツから出場したExtreem
Trioも登場。他にもフランスからは新鋭、ジェラルディン・ローラン(as)とクリスチャン・ジェイコブ(p)が、オランダからティネカ・ポスマ(p)が独自のスタイルで登場。日本とアルゼンチンの混成バンド・GAIA
CUATROも健在で、それぞれオリジナリティ溢れるステージで会場を沸かせました。
国内勢も新鋭からベテランまで、世代を超えた熱いステージが各会場で繰り広げられました。渋谷毅オーケストラは5年ぶりにジャズプロのステージに復帰。世界的に活躍するピアニスト秋吉敏子は2日間に亘って登場。板橋文夫(p)はカルメン・マキ(vo)と共演。大隅寿男(ds)のステージには宇崎竜童が飛び入りで参加。昨年のコンペ・グランプリバンドの石田幹雄(p)はソロ、トリオ、J.A.T.Pへの飛び入りと八面六臂の活躍を見せた。
総勢800人を超すプロミュージシャンが今年のステージには登場しました。世代を超えて、ジャンルを超えて、ジャズプロでしか味わえないプログラムで横浜をジャズ一色に彩りました。